言葉の貯金箱プロジェクト
Language Piggy Bank Project
「おうちマナビーず」のご案内
お家で育てる真の学ぶ力
幼保小連携「架け橋プログラム」対応
「おうちマナビーず」のご案内
文部科学省では、多様性や国籍などの問題から、幼保での生活や学びが小学校での生活とうまく連携ができていないことが明らかになり、一般的にいう「小1プロブレム」つまり小学校入学後の児童が「教師の話を聞かない」「授業中に立ち歩き、教室を出て行く」など、落ち着きのない行動が数カ月続いてしまうという問題で、それが再注目され、文部科学省では、本年度から幼保小を繋ぐ「架け橋プログラム」を発表し実践に移っています。
私たちが今回推進する「おうちマナビーず」は小学校での教科学習に対応できる新しい家庭生活のご提案です。是非詳細をご覧の上ご利用くださいますようご案内申し上げます。
「おうちマナビーず」
基本的な考え方
音読生活を習慣化すること
文部科学省では、多様性や国籍などの問題から、幼保での生活や学びが小学校での生活とうまく連携ができていないことが明らかになり、一般的にいう「小1プロブレム」つまり小学校入学後の児童が「教師の話を聞かない」「授業中に立ち歩き、教室を出て行く」など、落ち着きのない行動が数カ月続いてしまうという問題で、それが再注目され、文部科学省では、本年度から幼保小を繋ぐ「架け橋プログラム」を発表し実践に移っています。
私たちが今回推進する「おうちマナビーず」は小学校での教科学習に対応できる新しい家庭生活のご提案です。是非詳細をご覧の上ご利用くださいますようご案内申し上げます。
紙とデジタルを利用した学びの形態
デジタル全盛の今、大事したいのは「手触り感」です。人は五感を通して様々な事象を体験し記憶していきます。その時の匂い、聞こえていた音、手触りなどを通して、記憶し「生きた知識」となります。その観点から、デジタルメインではありますが、書籍を毎月1冊配本することにいたしました。
さらに、AR対応させた英語の手作り絵本のPDFデータを毎月お届けします。これもまた、手先を使った作業があります。
多様性とお家の方の負担減に真剣に
取り組みました
お家で学ぶことは、苦手なものがあったり、性格や国籍などによって生じる多様性に
細かく対応できるという利点があります。さらに他の子の目を気にしなくていいという安心感からリラックスして学びを体験することができます。
しかし、一方で、お家の方の負担が増えてしまうという短所があります。そこを補うのがデジタルです。単純な繰り返しや指導をデジタルが担ってくれれば、お家の人はお子様にその環境を整えてあげ、子どもの成果を褒めてあげることで成果を出すことができます。
保護者の方にもロービジョンや、母語が日本語でないなどの多様性があります。
その点にも対応できる仕様にいたしました。
コースの内容
(6ヶ月間のコースです)
ご利用料金
創刊号990円+3,980円/月額×5回
いずれも税込金額
6ヶ月間、毎月1冊の絵本とシートをお届けします。
お申し込みいただくと自動的に毎月お届けします。
期日までのお支払いがない場合は翌月からの配本を停止します。
スタート時から毎月6ヶ月間の配本になります。
ご利用に際しての注意事項
本コースは個人利用料です。教室などでの団体指導は基本的に禁止します。
なお、ご利用になりたい方は別途ご利用条件などについてご相談に応じます。
「おうちマナビーず」
カリキュラムのご案内
全文朗読
毎月配本されるお話の朗読を聞くことができます。文字を指で追いながら、一緒に聴きましょう。
お家の人が読める環境にある場合は、本を一緒に見ながらの読み聞かせを行なってください。
音読遊び
お子様の声で本の文を声に出して読みましょう。音読は小学校の授業の基本活動です。音読スキルの有無がお子様の学びの将来性を左右すると言っても過言ではありません。
漢字あそび
お話の中に出てきた漢字や教育漢字を使った漢字ゲームを行います。読書力は漢字力に支えられた言葉の力です。それを遊びの中で身につけます。
漢字書き取り
苦行とも耐性の獲得などとも言える漢字の書き取り練習を楽しく楽に覚えるものです。
記憶の原理を元にスケジュールを組んで練習しましょう。
カナダのウォータールー大学の研究結果では、何も知らないところから学習し、学習したことの記憶が100%になります。学習後24時間以内に10分間の復習をすると、100%記憶が戻ります。そして、次の復習を1週間以内に行うと5分で記憶がよみがえります。さらに、1ヶ月以内に復習すれば、2−4分で記憶がよみがえります。
これを知っていると、効果的な学習が可能になりますね。今で言うコスパとタイパに優れた練習法です。
R
数遊び
数のセンスという言葉あります。
少し専門的ですが、子どもにとって、数字の「1」はとても難しいのです。
具体的には時計では1が24にも60にもなり、量では1が10や100や1000にもなります。割合や分数では無限になります。これらを理解する力が数のセンスです。ここではまず数遊びでその下地を作ります。
童謡
心の育ち、感性を豊かにするために童謡はとても素晴らしい素材です。
ここではそれを歌ありと伴奏の両方で
動画でお届けします。心とともに豊かな言葉も育てたいですね。
古典に親しむ
言葉を豊かにしたいと考えるならば、例えば諺、これなどは世界で最も短い文学と呼ばれています。
俳句は季語と五七 五の口ずさみやすい文学、さらに古文の冒頭などは覚えやすく高尚なものがたくさんあります。
それらは意味を学ぶのではなく、ただ「親しむ」だけでお子様の知的冒険の土台になってくれます。
いずれもスマホの専用無料アプリで閲覧できる
ようになっています。
英語もサポート!
フォニックス対応の手作り絵本データ配布
英語圏の子どもたちが最初に学ぶ英語カリキュラムである
フォニックスの学習教材をお届けします。
ほかと同じようにスマホを当てると動画が飛び出します。
ミニ絵本形態となっていますのでお子様と一緒に作って
ください。塗り絵仕様になっていますので色を塗ってあげましょう。この際もお家の方とお子様で話をしながら進めてくださると嬉しいです。
お問い合わせ
お申し込みについて
以下のボタンからお申し込みフォームへ入り
必要事項をご記入の上、送信してください。
音読練習のサンプルです
ことわざのサンプルです
童謡(伴奏)のサンプルです
保護者のための基礎知識編
「読書生活」の進め
非認知能力というのは、学力(認知能力)と対照的な意欲、協調性、粘り強さ、コミュニケーション能力といった測定できない個人の特性による能力のことで、 研究によって、非認知能力の高さが学歴や雇用、収入に影響することが明らかになっていることから、幼児教育の分野で注目を集めています。
中でも「愛着」と訳されるアタッチメントはその一番下の土台となっています。その親からの愛情を感じる体験として、読み聞かせはとても重要なもので、効果的です。この「読み聞かせ」に「音読」を加えることで、子どもの語彙力は自然に増加して「非認知能力」獲得の土台作りに役立ち、その後の小学校以降の学びに大きなインセンティブをもたらします。
未来のために「九歳の壁」に備えよう
今の学びは未来から考える必要があります。それは先ほども触れましたが、社会が年々歳々変化しているからです。小学生になると、3、4年生くらいから塾へ通うようになります。それは学校の勉強が急に難しくなるからです。何故難しくなるのでしょう。考えたことがありますか?
その理由は、学校の授業の内容がそれまで実生活で普段使ったことがない抽象的な言葉や考え方が求められることにあります。ここで体験が少なく言葉の獲得が不十分な子は急に自分が学校の勉強についていけなくなったことで自信を無くしてしまいます。体験といってもそれほど多くの体験ができるわけでありません。だからこそ、「読書(物語)を通じた体験」が重要になるのです。
ちなみに文部科学省も「九歳の壁」は問題点として挙げて、注意喚起をしています。
英語やプログラミングなど現代のニーズに併せた学習の前にこの「九歳の壁」問題に備える必要があります。これが未来から俯瞰した今の学びのあり方です。
個別最適化・自由進度学習の前に
〜読書エクササイズの時代〜
いま、子どもの多様性を認めた個別最適化や自由進度学習が注目を浴びています。
確かにデジタル技術の発達によって、一斉指導では補えない個人の能力差に個別に対応できるようになりました。しかし、どんなに学び方が変わったとしても、考え、理解する力は依然としてどの子にも求められているのが実情です。
筋肉が弱いと重いものを持ち上げたり、それを持続したりすることが難しくなるのと同様に、持っている言葉の力が弱いと複雑なことや抽象的なことが理解できなくなり、考える力も弱くなります。その言葉を鍛え伸ばすのはやはり「読書」です。しかし、動画サイトなどの影響で「読書」そのものが生活から離れていると言えます。もう一度「読書」を生活に取り戻す。紙の本とICTの活用で、その活動を行っています。
読書〜読解力の真実
子どもの読解力がないと言われます。
しかし、実際には、漫画や物語の文章などを読んで鑑賞する事はできているのです。
そういう意味では決して読解力は低下していません。
では、読解力の不足とは何か。指導者が一様に感じていることは、学校の算数、社会、理科などの科目になった途端、読み取れなくなっているのです。
下は小学1年生の問題です。四則演算はできていても、このような問題でつまずく様子を見て、読解力がないと言われているのです。少し複雑な文章題になるとどれを使って良いのかわからなくなる。そうなると電卓があっても問題は解けません。言葉をイメージ化する能力が必要なことがわかるでしょう。
15人の子どもが1列に並んでいます。太郎君の前に7人います。
太郎君の後ろには何人いますか。
正答率 1年生10% 3年生20〜30% 5年生60〜70%
チャットGPTなどの生成AIの出現によって、知識は不要になるという極端な意見が散見されます。それによって学びが変わるとも言われています。確かに、分からないことがあれば、AIに聞けば教えてくれるのは事実ですが、それを「理解する」ことはまた別の作業になります。ここで変わるべきなのは、習得する知識の質です。
例えば試験だけのために覚えた知識はあまり残っていません。しかし好きで学んだ経験から得た知識はいつまでも残っているし、さまざまな場面で機械のサポートなしに活用できます。
「読書」は実際にできない体験を与えてくれます。そこには文字で示された言葉がありそれによって、イメージ化されて「生きた知識」が刻まれます。
「生きた知識」は脳内で歯車のようになって、必要に応じてそれがガチャガチャっと組み合わされて、「本当の思考活動」を実現するのです。
アクティブ・リーディング〜読書こそが救い
「音読」は子どもを救う
今日、世界はデジタル化の一途をたどり、文章をAIが読み上げてくれるようになりました。しかし、未だAIはデータを提示してくれる便利機能にすぎません。これらを活用するためには思考力が必要です。その基礎となるのが言葉力です。そして日本においては意味を持つ漢字とひらがなの組み合わせの漢字仮名交じり文で学ぶことでしっかりと言葉の力が身につくのです。
今、保護者は混乱しています。子ども一人一人がタブレット端末かPCをもち、英語教育、プログラミングが必修化され、さらにチャットGPTをはじめとする生成AIが普及し始めると、我が子にどのような教育を施すべきなのか、選択肢があまりに多いため、何が最適なのか。戸惑っているのが現状ではないでしょうか。
そんな中、やはり「思考力」「読解力」といった言葉が目につきます。その中心となるのが「言葉の力」です。そしてその習得に最も効果的なのが「本を読むこと」
読書による「言葉の習得」は、これから未来を生きていく子どもにとって、ますます必要な要素の一つになってきます。動画サイトなどで「見る」ことで知識が得られる時代になっています。さらにチャットGPTなどの生成AIの登場とそのさらなる進化によって「考える」という行為が一見不要になったように見えます。
しかし、あくまでもそれらは便利な道具であって、依然として、個人の思考力は不要になったというものではありません。チャットGPTを使いこなし、自分の味方にするにはやはり自身の能力が求められるのです。
定年まで小学校で教鞭をとり、校長先生として長年子どもたちを見てきた
野口芳弘先生は音読について「音読の可否が学力を決める」と明言されます。
「できない恥ずかしさ」が子どもたちの自由な学習を阻害する大きな要因になっています。ですから音読のできるできないは子どもにとってとても重要な能力になります。
ところで音読はただ文字を追って声に出すというものではありません。
前出の野口先生は「スラスラ読み」という表現を問題視します。意味を取らず文字だけを追う、これが音読の弊害と話されます。声に出して読む時には、きちんと間を取り息継ぎも正しくして読むことが大事なのです。
次に、音読のできない子は、その多くが文字を見て声に出す。それに対してできる子は、その文字を声に出しながら、次の文字へと目をずらしていると言います。
今のPCなどで見る予測変換ということでしょうか。これによって意味をとりながら読むことが可能になります。
そして音読の教材として、漢字仮名交じり文であること。